JA:Tag:railway=yard

railway=yardタグは、主に鉄道車両や機関車の保管、仕分け、積み下ろしに使われる一連の線路や設備を含む車両基地(rail yard)をマッピングするために使用されます。

また、このタグは貨物専用駅（貨物列車の積み下ろしを行う旅客のいない鉄道駅で、車両基地内によく見られる）のマッピングにも使用されています。ただし、この方法はすべての国で共通しているわけではありません。その国の貨物駅がどのようにマッピングされているか、データベースで観察したり、地元コミュニティに相談するとよいでしょう。例えば、ロシアではすべての駅（旅客・貨物とも）はrailway=stationとマッピングされ、railway=yardはより大きな駅の一部である車両基地にのみ使用されます。

これら基地の規模は様々で、元旅客駅に支線をつけただけの小さな貨物駅から、複数の線路を持つ大規模な貨物操車場、ハンプ操車場、コンテナターミナル、機関車庫など数kmに及ぶものまであります。

マッピング方法

貨物基地や駅の真ん中にノード を設置し、railway=yardを追加します。

また、はっきりと認識できる場合は landuse=railway にタグ付けすることも可能です。

• 基地の大きさを表すには、railway:yard:size=*を使用します。使用可能な値は、small/medium/large/verylargeです。

例

	ヤード	OSM	Bing Maps
Small	Tampa, Florida	リンク	リンク
Medium	Panama City, Florida	リンク	リンク
Large	Kornwesthein, Germany	リンク	リンク
Very Large	Waycross, Georgia	リンク	リンク

• 基地の目的を示すには railway:yard:purpose=* を使用します。値が複数ある場合は、間に;を入れてください。

考えられる値

値	意味	Bing Mapsの例
maintenance	鉄道車両の整備用	Bing Maps
intermodal	コンテナの取り扱いに使用されるヤード	Bing Maps
automobile	自動車の積み下ろしに使われているヤード	Bing Maps
storage	鉄道車両の保管に使われているヤード(車両基地)	Bing Maps
manifest	ワゴンロード貨物の切り替え・仕分けに使用されているヤード	Bing Maps

• railway:yard:hump=* ハンプがあるかどうか

よく併用されるタグ

• name=*
• operator=*
• railway:ref=*
• railway:yard:size=*
• railway:yard:purpose=*
• railway:yard:hump=*

関連項目

• OpenRailwayMap/Tagging
• railway=station
• railway=halt
• railway=service_station
• landuse=railway
• service=yard