2019-07-18にOSMに登録してから1年経過したので、今までの振り返りをしておこうと思う。 12月に約半年の振り返りをしているので、今年前半の活動を中心に振り返る。
OSMの主な活動
巨大な森林エリアの分割、エラーの修正
OSM Inspectorで見ると、大きな森林エリアでのエラー・ワーニングがあちこちにあり、それを解消していった。 具体的には
- Geometry View の “Long ways”
- Area View の “Touching rings” など、マルチポリゴン関連のエラー
を修正していった。 現在でも新たなエラーは発生するが、昨年以前のエラーは概ね修正できたと思う。
JOSM、Go Map!!、overpass-turbo、Level0 エディタなどの活用
昨年まではなぜかJOSMがインストールできなかったので、iDのみで編集していたが、PCの変更をしてからJOSMをインストールできたので、今では編集の中心はJOSMとなった。 また場合に応じて他のエディタも少しずつ使えるようになり、より編集しやすくなった。
JOSMのプラグインでMapwithAIというのを使い始めた。これは衛星写真から自動で道路を抽出し登録用データを作成してくれる。もちろんタグの修正や細かい修正などは必要だが、幾分かは楽になる。
市町村データの整備
そういえば、nyampireさんかどなたかが「市町村の人口を入れておきたい」みたいなことをどこかで書いていたな?と思い、国勢調査のデータから各市区町村の人口を、placeのポイントにpopulationタグとして入力した。 その作業の中で市町村のポイントが存在しないところも見つけたので、作成した。
その後、郡市区町村の英語名称もきちんとしたいと思い、name:enの追加・修正を行った。 その際、郡市区町村のboundaryリレーションにも情報があることがわかったので、そちらのname:enなども反映したが、ポイントとboundaryに同じ情報があるのは、二重管理のようでモヤモヤする。。boundaryリレーションに人口データを入れている人もいるし。。
地名、自然地形名の入力
地理院地図のVector版が2020-03から全国で利用可能となった。Vector版には地名・地形名などの情報が読みも合わせて登録されている。 またmaptiler.jpというサービスが今年から始まり、こちらはOSMのデータも利用した地図サービスを提供している。 maptiler.jpでは地名などの名称として日本語と英語を併記しているのだが、所々で英語表記がおかしい。OSMでname:enタグがない名称はnameの漢字を適当に訳しているようである。 これでは地図としての信頼性が上がらないなぁと思い、地理院地図での読みから積極的にname:enタグも入力するようにした。
地名データは膨大過ぎて簡単には登録できないので、思いつきで任意の地域で少しずつ入力するのみである。
重点地域の編集
- 兵庫県西宮市の建物などの入力はこの半年でもだいぶ入力したが、まだ残りがある。
- 森林エリアを海岸線の中に入れるような修正は対馬の一部で行ったが、島が多すぎて手間なので、途中保留
- 空白エリアの森林描画では、上甑島と下甑島の一部を追加したのと、他は細々と。
- 地理院地図Vectorでは航空写真を撮影年度ごとに見ることができることを最近知った。そこでなるべく最近の写真のある地域からぼちぼち追加している。
この1年のうち90%の335日で何らかの編集をするほど、どっぷりOSMにはまってしまったが、飽きることなく編集欲は続いている。。
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